ライフプランを考える

今回はこのブログのメインテーマでもあるライフプランについて考えます。

第二の人生を主眼に置いてライフプランを立てるということは、マネープランとは別の次元の話です。

お金のことというのは、人が生きていくときに影のようにその人にくっついて離れないものです。けれども、あくまでも「影」ですから、主体から離れてどこかに行ってしまったりすることはありません。もちろん、主体の先に立って引っ張っていくものでもありません。

つまり、お金がないからA、お金があるからBというライフプランはあり得ないと言い切ってしまいます。そうでないと、誰も夢を語れなくなってしまいますから…。

ライフプランで最初に決めること

まず考えてほしいことは「70歳になったとき、何をしていたいか」ということです。

これこそが、当ブログのタイトルの『あなたの夢おしえてください』にほかなりません。

思い起こしてほしいのですが、夢は何?という質問は、将来何になりたい?とイコールではなかったでしょうか。小学校入学前か、せいぜい小学校低学年くらいまでしか聞かれなかった質問を、アラフォー(40歳前後)・アラフィフ(50歳前後)の今になって改めて自分自身に問うてください。

将来何になりたいかと考えるのが難しい場合は、成し遂げたいことや挑戦したいことを思い浮かべてください。あるいは人類全体の目的のような大きな目標、自分だけのことでも世界的なことでもどんなことでも構いません。

教室の後ろに張り出されたり、文集に載せられて友人や家族に批評されることはありません。人に言わなくてもいいし、ブログで公開してもいい。私たちはそんな自由を楽しめる歳になったのではないでしょうか。

ちなみに、70歳なんてもう何かをできる年齢ではないという考えを持っていたら、それはすぐに更新したほうがいい考えです。平成30年の時点での文部科学省の運動能力調査によると、平成10年と比較して70~80歳の運動能力は男女ともに15~20%増加しているそうです。若い時と同じように動けるとは言いませんが、自分自身が70歳になったときのイメージは、いわゆる老人というよりは引退直後のサラリーマンくらいかもしれません。

70歳でも選択肢はたくさん

自身の親よりも7~8歳長生きをすると考えると、その分長く働く必要があると考えるのが普通かもしれません。かつて55歳が一般的だった定年が段階的にとはいえ65歳になったのは当然のことだと言えそうです。

一方で個人事業主である商店主などには定年という区切りなく、ギリギリまで店に出ることもあります。自分はどちらが望ましいでしょう。

定年より早めにサラリーマンを卒業して独立をしたり、自身が培った経験をいかして同じ職場でずっと相談役のように働いたり…。

選択肢が多い現代という時代を楽しみながら、夢を描いてみましょう。

存分に夢を描いたら、現時点での自分と夢をかなえた自分とを線で結びます。途中途中にポイントをつくれば、ライフプランの基礎のできあがりです。

ここまでくると、遠くに見えた夢が数年後に来る現実としてイメージできたのではないでしょうか。

基礎ができたらあとの計画は単なる作業です。手を動かし、計算をしていくだけになります。

新規事業計画と同じで、まだ起きていないことを自身の努力によって成功させていくための時間的・金銭的計画をつくります。この点についてはまた後程記事にしていきますね。

※記事内の情報は更新時点のものです。最新情報は別途確認してください。

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