ロボアドバイザーという選択

どれにするか選ぶ時間がない、難しすぎる、そんな場合はロボアドバイザーという選択肢があります。
この記事では、ロボアドバイザーについて簡単に紹介します。

「投資をやってみたいとは思う。でも、何をどう選べばいいのか、さっぱりわからなくて……」
こんなふうに感じたことは、ありませんか?

スマホを開けば「新NISA」「資産運用」「老後2,000万円問題」という言葉が飛び込んでくるし気にはなる。でも、株の銘柄を自分で選べるほどの知識はないし、毎日チャートを眺める時間もない。そのうちに「やっぱり自分には関係ないかな」と、タブを閉じてしまう——。

そんな方が実は多いのではないでしょうか。というのも、証券口座の開設数は伸びているものの50代で証券口座を持っている人はまだ3割にとどまっているというデータもあります。

「何もしない」が、いちばんのリスクかもしれない

そこで、以前も記事で触れましたが、少し怖い話をさせてください。

最近、スーパーに行くたびに合計金額に驚いてしまう——そんな感覚、ありませんか? 消費者物価指数は前年比+2%超の水準が続いています。物価が上がるということは、銀行口座に眠っているお金の「実質的な価値」が、じわじわと目減りしているということなのです。

見えない引き算

銀行の普通預金金利は現在、年0.02%前後。100万円を1年預けて、増える利息はわずか200円です。一方でインフレ率が2%であれば、その100万円の実質的な価値は約98万円まで下がる計算になります。何もしないことが、静かに資産を削っているのです。

「投資は怖い」と感じ、リスクをとる勇気が出ない気持ちは、痛いほどよく分かります。けれどこのように、何もしないこともまたリスクなのです。特に、老後の資金を自分で用意しなければならない私たちとって、この”見えない引き算”は無視できない現実です。

ロボアドバイザーとは何か

ロボアドバイザーとは、AIやアルゴリズムが資産運用を自動で行ってくれるサービスのことです。難しく聞こえるかもしれませんが、やることはシンプルです。

いくつかの質問——年齢・収入・運用期間・どのくらいの値動きまで耐えられるか——に答えるだけで、AIがあなたに合ったポートフォリオ(資産の組み合わせ)を提案し、国内外の株式・債券・不動産(REIT)などに自動で分散投資してくれます。しかも、市場の変動でバランスが崩れたときは、自動で調整(リバランス)まで行います。

かつて「おまかせ運用」は、数千万円以上を持つ富裕層だけの話でした。しかし今は違います。ロボアドバイザーなら、ほとんどが1万円から始められるのです。

自分で運用する場合ロボアドバイザーの場合
銘柄の選択・売買・リバランスをすべて自分で判断。知識と時間が必要。感情的な判断ミスも…質問に答えるだけ。あとはAIが全自動で運用。感情に左右されず、淡々と積み立てを続けられる。

ただし、注意点もあります

そんなに便利ならみんなが使っているはず。使わないのには理由があるのでは? と思いますよね。
もちろん、すべての投資がそうであるように、万人にぴったりのものというものはありません。

ロボアドバイザーの注意点は以下の通りです。

1.手数料が非課税メリットを削ってしまう可能性がある
新NISAの最大のメリットは「運用益にかかる約20%の税金がゼロになること」です。
しかし、おまかせ型のロボアドは年1%前後の手数料がかかることもあります。

2.NISA対応は限定的
ロボアドバイザーでの取引きが、NISA対応かどうかは各証券会社でわかれます。また、NISA対応の場合でもすべてがNISA枠内で完結しないこともあります。運用条件を確認してから開始しましょう。

NISA対応状況

ウェルスナビ松井証券マネックス証券SBI証券楽天証券
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今日、10分だけ使ってみてください

各社のロボアドバイザーには、無料の診断ツールがあります。質問に答えるだけなら、10分もかかりません。「自分のリスク許容度はどのくらいか」を知るだけでも、大きな一歩ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

※記事内の情報は更新時点のものです。最新情報は別途確認してください。